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感想『魔王学院の不適合者』第2話「破滅の魔女」

 

<はじめに>

2話からOPEDが追加されましたね。どちらも中々良い感じです。

私がお気に入りなのはEDで、原作小説のカラー口絵を再現したイラストがファンサービス感があって好きです。

 

 

<感想>

今回から、話ごとのあらすじを書いてから私の感想を書く形式 にしたいと思います。

 

アバンで二千年前のシーン。

主人公魔王アノスが勇者の聖剣に貫かれつつ、世界を分ける魔法を発動することで戦争の火種を無くし世界を平和にする。

二千年後に転生した時に会ったら、次は友になろうと言葉を交わして死亡&転生。

 

1話でもあった転生直後に言葉を話すシーンでアバン終了。

 

OP後、1話ラストの続きから。

アノスが転生した魔王であるにも関わらず、適性試験で魔王学院の不適合者と判定された。

違和感を覚えたアノスがミーシャに魔王の名前を尋ね、二千年後の世界で魔王の名前は『アノス・ヴォルディゴード』ではなく『アヴォス・ディルへヴィア』と伝わっている事を知る。

 

ミーシャの姉、サーシャ・ネクロンがアノスにちょっかいをかけ、ミーシャを出来損ないのお人形を呼び、アノスに対して『破滅の魔眼』を使う。

しかしアノスも『破滅の魔眼』が使えたので相殺される。(厳密には違うが後で補足する)

 

授業のシーン。

『魔王軍(ガイズ)』という仲間を強化する魔法を使えることを班長の条件とする

班別対抗戦の授業が始まる。

アノスとサーシャが班長になり、紆余曲折の後アノスとサーシャで負けたら相手の言うことをきく賭けをしつつ対戦することになる。

(クローズアップされないが、アノス班とサーシャ班以外にも班は存在する模様)

 

一週間後、判別対抗戦開始。

班長が戦闘不能になるか、魔王軍の魔法を維持できなくなった方の敗北。

アノス班はアノスとミーシャの2人のみ、サーシャ班はサーシャ他6名の計7人。

アノス、開始直後に転移の魔法でサーシャ班の城を攻撃。

反魔法で守られた城だがアノスは城を持ち上げて回転させ、ぶん投げるというパワープレイに出る。

サーシャ城半壊

サーシャ班、一発逆転を狙い7人がかりでも成功率の低い獄炎殲滅砲(ジオグレイズ)という炎属性魔法の中では最高の威力の魔法での攻撃を選択。

ジオグレイズの発動は成功。

しかし、アノスは火炎(グレガ)という炎属性の中で最弱の魔法でジオグレイズを相殺

否、かき消し残った威力でサーシャ班を攻撃。

サーシャ、「いつか強くなってアンタを殺すわ!」といいつつも敗北を認めアノス班勝利。

賭けの条件を履行し、サーシャはアノス班に加入。

サーシャとミーシャのネクロン姉妹を仲良くさせるために賭けをしていた模様。

 

1話同様、アノスの実家でグラタンを食べ、ネクロン姉妹の仲は軟化したように見える。

 

ネクロン家まで送り届けた後、アノスとサーシャで運命についてどう考えるかについての会話をした後、サーシャは唐突にアノスにキスをする。

意味深なサーシャのモノローグを最後に2話終了。

EDが流れる。

 

 

<感想>

あらすじが長くなってしまいました。(このあらすじでも抜けている情報はあるので、本編の視聴をおすすめします)

次からはもう少しコンパクトにまとめたいと思います。

 

 感想としては、城を持ち上げるシーンとジオグレイズをグレガでかき消すシーンが良かったです。

やはり、ギャグのような絵面をシリアスなシーンとして描かれており、個人的な制作陣への信頼度がグングン上昇しています。

 

 

<補足>

いくつか補足します。

 

まず冒頭の転生シーン

1話の情報だけだと、アノスが「自分が魔王だと思いこんでいる精神異常者」説が拭いきれませんでしたが

2話の冒頭で転生前のシーンを見せることで我々視聴者がメタ的に「アノスが魔王であること」を知ることができています。

 

次にグレガとジオグレイズについて

アノスがグレガでジオグレイズをかき消したわけですが、炎属性魔法は5段階存在し、最上位のジオグレイズを最下位のグレガでかき消したのです。

これはアニメ本編に入れると冗長になるので、英断カットだと思います。

 

サーシャ班の人数も原作の20人から6人に変わっていますが、そこまで問題ありません。

シーンの趣旨としては7人がかりかつ、魔王軍(ガイズ)で強化されていても、魔王軍(ガイズ)の使用で弱体化したアノスに勝てない。という趣旨なので。

 

今回若干描写が不十分だと思うのは、序盤の『破滅の魔眼』で見つめ合うシーンです。

このときアノスはサーシャの心の表面を破壊してます。

諸々の事情で凝り固まったサーシャの心の表面が破壊されたので、端的に言ってサーシャは素直になっています。(表面上は)

 

このシーンで心の表面が破壊される演出を入れなかった事により、若干の弊害が生まれています。

1ミーシャとの関係 

人形扱いしていたのに、2話ラストではもう仲良くなっているように見えます。

2アノスとの関係

ツンケンしてたのに2話ラストでキスしています。

 

どちらも今後の描写でフォローされることが予想できるものですが、2話単体で見ると初見者に混乱が生まれるので少し不十分な描写だと思いました。

(まぁ2話もつめつめだったので仕方ない取捨選択かもしれませんが)

(もしかしたら、サーシャをチョロインとして描写することで初見者に好きになってもらう意図があるのかもしれません)

 

 

<最後に>

今回、アノスが魔王であるにも関わらず不適合者の烙印を押されたと判明しました。

サーシャの意味深なモノローグとあわせて、この2つに注目して視聴すると今後も楽しめるのではないでしょうか。 

 

 

<おまけ>

 

皇族弟<(数倍)<皇族兄<サーシャ班(???)<アノス

おそらく、皇族兄は6人or20人がかりのジオグレイズを受けられないと思うのでこんな感じに。

 

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画像は公式サイト(https://maohgakuin.com/story/?id=2)から引用

お気に入りの城ぐるぐるシーン